名古屋の心療内科|名古屋市瑞穂区新瑞橋の心療内科・精神科 みずほクリニック

こころの診療所 心療内科・精神科 みずほクリニック

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女性のうつ

女性は男性よりもうつ病になりやすい

女性のうつ イメージ

うつ病は、年々患者数が増加している病気で、日本人の15人に1人が一生のうちで一度はかかるという調査結果も報告されています。さらに、女性は男性よりも、うつ病にかかる可能性が高く、約2倍と言われており、女性のうつ病は珍しいことではありません。

女性が男性よりもうつ病になりやすい要因として、女性のホルモンの入れ替わりが激しいことによるストレスがあります。これは生理学的ストレスといいます。

女性は様々な役割を担っている

また、女性は男性と違い年齢や環境に応じて様々な役割を担います。学生・社会人・夫の妻・家庭を預かる主婦・妊婦・母・介護者など、役割が目まぐるしく変わります。人によっては、一日のうちで複数の役割を同時にこなさなければならない方もいるでしょう。そして役割により、周りから求められるものが違うため、役割の同時進行は、大きなストレスとなることが多いのです。

このような環境要因によって、女性はオーバーワークになりやすく、男性よりもうつ病になりやすいのです。

女性ホルモンのエストロゲン(卵巣ホルモン)とは?

女性ホルモンの中でも、エストロゲン(卵巣ホルモン)というホルモンが女性のうつ病と関係しています。また、エストロゲンと同じく女性のうつ病に関係する、セロトニンという神経伝達物質があります。セロトニンは、気分を明るくする、興奮や不快感を鎮めるといった効果のある、精神の安定にはとても重要なものです。

このエストロゲンと、セロトニンは連動するといわれており、エストロゲンの減少とともに、セロトニンも減少してしまいます。エストロゲンの減少に連動してセロトニンが減ると感情も左右しやすくなるので、ホルモンの変動時期は情緒も不安定になります。また、女性は月経の他にも食事や環境の変化によっても精神的な影響を受けます。そのため、女性が安定した感情を保つのは大変であり、男性よりもうつ病になる可能性が高いのです。

女性のうつの症状とは

うつ病とはどんな病気?
※感情・行動面の症状に当てはまるものがあればうつ病の可能性が高いです。また、身体の異常を感じるものの、他科で原因が分からない場合は一度ご来院ください。

女性のうつでも最も多い更年期のうつ病とは

更年期とは

更年期とは、一般に閉経の前後の数年間といわれ、個人差はありますが、だいたい50歳を中心とした前後の4~5年をいいます。

女性は、40歳を過ぎると徐々に卵巣の機能が衰え、それにともない女性ホルモンのエストロゲン(卵巣ホルモン)の分泌量も減っていきます。また、閉経を境にエストロゲンが急激に低下することで起こる様々な症状を、更年期症状といいます。

更年期症状には、
・体のほてり、発汗 
・眠れない
・頭痛、肩こり、腰痛
・イライラする
・気分の落ち込み 
といった症状があります。

更年期うつ病とは

更年期うつ病の症状と、更年期症状はよく似ています。女性にとって、更年期はうつ病になりやすい時期ですが、症状が更年期症状と似ていることから、更年期うつ病に気付かないケースが多いです。

更年期うつ病の原因の一つは、閉経によるホルモンバランスの乱れです。 女性は、女性ホルモンのバランスが崩れることにより、自律神経の調節機能が乱れやすくなります。これにより起こる諸症状を更年期症状と呼ぶのですが、これらが悪化すると、更年期うつ病を引き起こすことがあります。

また、その他の原因として、更年期に女性をとり巻く環境や生活に大きな変化が起こることが考えられます。子どもが自立し、母親としての役割を失ったことによる空虚感(空の巣症候群)や、夫婦関係の変化、親の介護問題など、生活環境の変化によるストレスなどがあります。

このような生活環境の変化が要因となって、不安や悩みを抱え込むことになり、それが重なり、更年期うつ病の引き金となるのです。
心身の不調が長く続くときは、うつ病ではないかと疑ってみる事が重要です。少しでも「最近おかしいな」と感じたら、お早めにクリニックへご相談下さい。

女性のうつと姑嫁問題

嫁姑問題のストレスがある段階を超えてしまうと、うつ病が発症し、家事や子育て、仕事など、何に対してもやる気が出なくなってしまう可能性があります。うつ病になると、やる気が出なくなるので、ますます嫁姑問題が悪化してしまうという悪循環に陥ってしまいます。

女性のうつと子供の問題

子供の問題も、うつ病の原因として多いです。子育てをしていると、様々なストレスや不安を感じます。

・子供が言うこと聞いてくれない、何度注意しても直さない
・旦那さんが子育てに参加せずにサポートが得られない、相談相手がいない
・学校などで子供が間違ったことをすると、自分の子育てが悪かったのではと思い、悩んでしまう

以上のように、子供の問題でストレスや悩みを抱えてしまうと、うつ病になってしまう可能性があります。

その他の女性のうつ

マタニティーブルー

産後まもなくして現れる、一時的な気分の落ち込みなどの精神症状を「マタニティーブルー」といいます。マタニティーブルーを経験される方は非常に多く、産後の育児不安に伴う正常な反応と考えられています。マタニティーブルーはうつ病ではないので、過度に心配する必要はなく、ほとんどは数日でなくなりますが、この症状が1か月以上続くケースもあり、その場合、産後うつといったうつ病に発展することがあります。

産後うつ

女性のうつ病のひとつとして、出産後に起こる「産後うつ病」があります。症状は、普通のうつ病と変わりませんが、出産後1ヶ月から3ヶ月までが起きやすいと言われています。産後うつの要因として、妊娠・出産時に女性ホルモンの分泌が急激に変動することが影響していると考えられています。それに加え、環境の変化も、産後うつの要因となっていると考えられます。

赤ちゃんの世話で身体的な疲労がたまるほか、パートナー・家族のサポートが不足していたり、育児に関わる経済的負担など、心理的・社会的な要因が、発症に深く関わっています。また、出産前後の女性の体は、思春期や更年期と同じくらいの精神状態で、不安に陥りやすい時期でもあります。

いずれにしても、産後は赤ちゃんの世話や家事などで心身が疲れるため、完璧にやろうと考えず、息抜きの時間をつくり、心身をリラックスさせて、体を休めることが大切です。
家族にサポートをお願いし、特にパートナーの理解やサポートはより重要になります。産後うつ病を治療せずに放っておくと、長引いて、時には妄想や幻覚などを伴うこともあるので、早期に治療をすることが重要です。

当院での治療方法

うつ病の治療で一番大切なのは心と身体の休息です。うつ病の方は休むことに罪悪感を感じてしまい、休息をとらない方が多いのですが、まずはしっかりと心と身体を休めることが治療においても重要です。
医院での治療は主に抗うつ薬という、うつ状態をおさめる薬の処方と、患者様の回復状況に応じた生活に関するアドバイス(支持的精神療法)を行います。抗うつ薬は一昔前までは副作用の強いものが多かったのですが、最近ではほとんどの薬で副作用が少なくなりました。

ご来院いただいた後の注意点

  • 症状が良くなったと思い、患者様の判断で薬を飲むことを止めてしまったために、ふたたび症状が重くなってしまうことが良くあります。飲んでいただく薬の量は患者様の状態を見極めた上で調整していますので、飲む量・回数はお守り下さい。
  • しっかりと心と身体を休めてください。心を休めるポイントは、答えの出ないことについて悩まないことです。また、無理に気分転換をしようと外出などをする方も多いのですが、かえって逆効果になることも多いので、無理に気分転換をしようとしないでください。